Hunyuan VideoやWAN2.1と、ローカルの動画生成AIが盛り上がりを見せている中、突如として公開されたFramePack、そしてこちらに機能を付け足した「FramePack-eichi」が話題になっています。
なので、今回はFramePack-eichiのインストール方法を解説していこうと思います。
また、FramePack-eichi の使い方は以下の記事で解説しています。
使用するリポジトリは以下の2つです。
本家FramePack
FramePack-eichi
FramePack-eichiのインストール
それでは、早速インストール手順を解説していきましょう。
1. 本家FramePackをインストール
まず最初に、本家のFramePackをインストールします。本家FramePackリポジトリへアクセスします。
アクセスしたら、少し下へスクロールすると「Installation」と書かれた箇所があるので、その欄に書かれている「>>> Click Here to Download One-Click Package (CUDA 12.6 + Pytorch 2.6) <<<」と書かれているリンクをクリックして、7zフォルダをダウンロードします。

ダウンロードしたら任意の場所で展開します。

本家FramePackを展開したら、中に入っている「update.bat」を起動します。起動するとコマンドプロンプト画面が開くので、終わるまで待ちます。

本家リポジトリによると、updateを起動しないとバグが修正されていないバージョンを使用することになる可能性があるようなので、絶対に行ってください。
アップデートが終わると以下のようになります。

エンターキーなど、適当なキーを押してコマンドプロンプト画面を閉じてください。
次に「run.bat」を起動します。

初回起動時は、必要なモデルが自動的にダウンロードされるので、起動まで少し時間が掛かります。
ダウンロードが終わると、自動でブラウザにてFramePackが立ち上がります。

これで、本家FramePackのインストールは完了です。
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2. 高速化ライブラリをインストールする (任意)
高速化ライブラリのインストールです。こちらは無くても動作するので、必要ないという方は飛ばしてください。
それでは解説です。
まずは、本家リポジトリのIssue #138へアクセスします。
アクセスしたら「package installer_V〇.zip」をクリックしてzipフォルダをダウンロードします。

ダウンロードが終わったら展開し、中に入っている「include」と「libs」の2つのフォルダと「mod_package_installer_unified.bat」のバッチファイルを、本家FramePackのフォルダの「run.bat」などが置いてあるフォルダへコピーします。

コピーが終わったら「mod_package_installer_unified.bat」を起動します。

起動するとコマンドプロンプトが立ち上がり、以下のような画面が表示されます。

「Press Ctrl+C to cancel, or any other key to continue…」と書いてある通り、キャンセルする場合はCtrl+C を押して、続行するならそれ以外のキーを押します。適当にエンターキーを押して続行しましょう。
高速化ライブラリのインストールが終わると、以下のような表示になります。こちらもエンターキーなど適当なキーを押して終了させましょう。

これで高速化ライブラリのインストールは完了です。
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3. FramePack-eichiをインストール
それでは、本命であるFramePack-eichiをインストールしていきます。
まずは、FramePack-eichiのリポジトリへアクセスします。
アクセスしたら、「<> Code」と書かれた緑色のボタンをクリックします。

ボタンをクリックすると、以下のようになります。

Gitを使ってダウンロードする場合はURLをコピーしてgit cloneしてください。
そうでない場合は、Download ZIPをクリックしてダウンロードし、任意の場所に展開してください。
展開したフォルダに入っているファイルを、本家FramePackフォルダへコピーしていきます。
まずは実行ファイルである「run_endframe_ichi.bat」「run_endframe_ichi_en.bat」「run_endframe_ichi_zh-tw.bat」の内、最低でも1つを本家FramePackフォルダへコピーします。

このバッチファイルは言語が違うだけなので、好きな言語を選んでください。
run_endframe_ichi.bat – 日本語
run_endframe_ichi_en.bat – 英語
run_endframe_ichi_zh-tw.bat – 中国語
実行ファイルのコピーが完了したら、次にFramePack-eichiフォルダに入っている「webui」フォルダを本家フォルダへコピーします。
この時、同名のファイルがあるため、ファイルを置き換えるか聞かれるため、「ファイルを置き換える」を選択します。

あとは実行ファイルである「run_endframe_ichi.bat」を起動すればブラウザで自動的に立ち上がります。

見にくいですが、左上のFramePackの後ろの方に「-eichi」と書かれています。
補足ですが、FramePack-echiのフォルダに入っている「version」というフォルダに過去のバージョンが入っているので、もし過去バージョンを使用したいという方はこちらを利用しましょう。
最後に
これでFramePack-echiの導入が完了しました。
ローカルの動画生成AIも続々と登場してワクワクが止まりませんね!
それでは!
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