【AIイラスト】まるでNSFW対応のnanobanana!?導入方法と他モデルとの比較【画像生成AI】

Googleの画像生成AIモデル「Nano Banana Pro」が凄いと話題になりました。

Nano Bananaはオリジナルの画像から人物を変更せずに衣装の変更や髪の変更などが出来る、非常に強力なクリエイティブツールですが、年齢制限のかかるような画像を生成することは出来ないという弱点があります。

どうにかして生成しようと工夫している方もいますが、それは手間ですし最悪アカウントBANの可能性もあるのでお勧めしません。

ですが、ローカルであればそういった画像も自由に生成できます。

そして今回は、そんな画像生成に対応したモデルを見つけたので紹介しようと思います。

そんなモデル名は「Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO」です!

この記事では、Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOの導入方法と、その他のローカルで動かせる画像編集が出来る以下のモデルと比較していきます。

比較対象モデル
Flux2 dev、Flux.1 Kontext、Qwen-Image-Edit-2509

また、当サイトは誰でも見れるサイトとして運営しているため、あからさまなNSFW画像は掲載していません。比較時はNSFW系の画像は文字での説明となります。

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO とは

まずは、このモデルについての簡単な説明です。

このモデルは、「Qwen-Image-Edit-2509」にCLIPやVAE、高速化LoRA、NSFW系LoRAを統合したオールインワン(AIO)モデルです。

つまり、「Qwen-Image-Edit-2509」でもCLIPやVAEの読み込みノードとLoRA読み込みノードを使用して高速化LoRAや目的にあったLoRAを使用すれば同じような画像を生成できます。

しかし、CLIPやVAE、LoRAの読み込みノードを使用するため、その分ワークフローは複雑になってしまいます。また、目的にあったLoRAを探す手間もあります。

そういった煩わしさから解放してくれるのが、この「Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO」という訳です。

導入方法

動かすツールはComfyUIとなります。

モデルの説明、モデルやワークフローのダウンロードは以下のリポジトリから出来ます。

Phr00t/Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO · Hugging Face
We’re on a journey to advance and democratize artificial intelligence through open source and open science.

ワークフローは.jsonファイルがそうです。モデルはバージョンが分かれており、リポジトリのトップページに各バージョンの違いが書かれています。

ダウンロードしたモデルはデフォルト設定なら以下のフォルダへ。
ComfyUI/models/checkpoints

ワークフローはComfyUIへドラッグ&ドロップで読み込み。

これだけで使えます。

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他モデルとの比較

それでは、Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO (QwenAIO)、Qwen-Image-Edit-2509 (QwenNor)、Flux2 dev (Flux2)、Flux.1 Kontext (Kontext) で比較を行っていきます。NSFWな生成結果については画像ではなく文字で簡単に説明します。

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOのモデルはNSFW-v11.4を使用します。

元画像は以下のを使用します。

それではまずは、コートを着せてみましょう。

プロンプト : put on a coat

Kontextが私の思っていたコートと少し違いましたが、どのモデルもいい感じですね。ただ、Qwen系は下部分が切り取られてしまっています。

次は髪を長くしてみましょう。

プロンプト : make hair long

Flux2は若干色が変わっていて、Kontextは完全に別な髪色になっていますが、どのモデルもプロンプト通り髪は長くなっていますね。Qwen系はまた下部分が切り取られていますね。

次はピクセル風にしてみます。

プロンプト : make it a pixel

これまでと違って差が大きくでました。あとQwen系は下側が切り取られていますね。

次は表情を変化させてみましょう。

プロンプト : crying

プロンプトでは泣くように指示しましたが、Kontextだけなぜか笑っています。

次はポーズを変更しています。

プロンプト : jump

どのモデルもプロンプト通りジャンプはしていますが、Qwen系では背景が追加されました。

次は背景を変更します。

プロンプト : Make the background a forest

どのモデルもちゃんと背景を森に変更出来ています。Flux2とKontextでは実写よりとなっていますが、Qwenでは背景もイラスト風に生成されていますね。

次はプロンプトを日本語で入力してみます。

プロンプト : コートを羽織る

Kontext以外は日本語でも通るようです。

あとはNSFW系の結果ですが、こちらは文字のみでお伝えします。

下着姿を指示した場合、以下のようになりました。
・QwenAIO : 下のみ変更。装飾や柄が付いた下着が生成される。
・QwenNor : 下のみ変更。リボンが付いているシンプルな下着が生成される。
・Flux2 : 下のみ変更されたが、柄や装飾など一切なく逆三角の布のようなものが生成される。
・Kontext : 下のみ変更されたが、モンハンの女性用インナーのような短パンが生成される。

ブラとパンツ姿を指示した場合、以下のようになりました。
・QwenAIO : 上下ともに装飾や柄があるものが生成される。
・QwenNor : 上はシンプルなものが生成され、下はモンハンの女性用インナーのようなものが生成される。
・Flux2 : 装飾や柄のないシンプルなものが生成される。
・Kontext : 上下ともにトレーニングウェアのようなものが生成される。

すべて脱がすと指示した場合、以下のようになりました。
・QwenAIO : 問題なく生成される。
・QwenNor : クオリティは低い生成される。
・Flux2 : 変化なし。
・Kontext : 変化なし。

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最後に

用途によって各モデルやNano Bananaなどを使い分けると良さそうですね。

それでは!

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