少し前にTwitterで話題になったControlNetの新しいpreprocessorである「reference_only」の使い方について書いていきます。
最後にオマケも載せておきます。
導入
このプリプロセッサは、ControlNetの拡張機能を入れるだけで使えます。
既に導入してるけどプリプロセッサにreference_onlyが無いという方は、ControlNetを更新しましょう。
はい、これで導入は完了です。
続いて使い方の説明に移ります。
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使い方
まずは、いつも通りtxt2imgにて適当にイラストを出していきましょう。
今回は以下のプロンプトで生成しました。
プロンプト:masterpiece,best quality,1boy,brown hair,black jacket
ネガティブ:(worst quality:1.4), (low quality:1.4),bad hands,watermark,signature,username,blurry,artist name,1girl
このプロンプトで以下のようなイラストが生成されました。
次に、ControlNetのプリプロセッサをreference_onlyに設定して生成したイラストをD&Dで読み込ませます。Control Weightなどの設定はお好みでいじってください。
ちなみに、reference_onlyを使う場合はプリプロセッサの指定のみで、モデルの選択欄は表示されません。
これで準備完了です。
あとはいつも通り画像生成です。
まずは、プロンプトを変えずに4枚生成してみました。
似たキャラクターのバリエーション違いのような感じで生成されました。
これで生成したイラストをLoRAなどで学習し、オリキャラを作れそうですね。
次はプロンプトをクオリティタグのみでやってみます。
プロンプト:masterpiece,best quality
ネガティブ:(worst quality:1.4), (low quality:1.4),bad hands,watermark,signature,username,blurry,artist name
以下の4枚が生成されました。
女の子になりました。TSもので使えそうです。
それでは次は以下のように、クオリティタグ+性別指定でやってみます。
プロンプト:masterpiece,best quality,1boy
ネガティブ:(worst quality:1.4), (low quality:1.4),bad hands,watermark,signature,username,blurry,artist name,1girl
今度は以下の4枚が出力されました。
服装などは指定していませんが、元画像と同じような服を着ていますね。
では次は以下のようなプロンプトを入力し、服を変えてみることにします。
プロンプト:masterpiece,best quality,1boy,brown hair,school uniform
ネガティブ:(worst quality:1.4), (low quality:1.4),bad hands,watermark,signature,username,blurry,artist name,1girl
これで生成したイラストがこちらです。
良い感じではないでしょうか。
似たようなキャラで服装も変えれるので、AIイラストで安定してオリキャラを作れるようになりそうですね。
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オマケ
みんな大好きいらすとやのイラストをreference onlyに入れてみました。
プロンプトは以下で生成です。
プロンプト:masterpiece,best quality,1boy,school uniform
ネガティブ:(worst quality:1.4), (low quality:1.4),bad hands,watermark,signature,username,blurry,artist name,1girl
生成されたイラストはこちら!
元が透過画像なので背景が黒くなっている部分もありますが、かわいらしいキャラが出ましたね。
それだけ。
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