より詳しくAIっぽさを消す方法を書きました。
【AIイラスト】AIイラストからAIっぽさを無くす方法 完全版【Stable Diffusion】
今回は、AIイラストからAIっぽさを消せるか試してみようと思います。
本来であればAIっぽさを消す必要はないのですが、X(旧Twitter)を見ていると分かる通り、AIイラストというだけで突っかかってくる人たちがいます。
この人たちはAIイラストとAIっぽいイラストを投稿しているアカウント目掛けて飛んできます。
AIイラストのタグを付けていなくても”AIっぽい“というだけで、それがAI生成なのか手描きなのか関係なく飛んできます。
中には「私刑でもなんでもしてAIを使わせない雰囲気を作らなければならない」というようなヤバ目な発言をしている方もいました。
この人たちを回避する方法は、AIっぽさを無くしAIということを公言しない事です。
それではまずは、AIっぽさについてです。
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“AIっぽさ”とは
そもそもAIっぽさって何?というところからです。
AIっぽい画風
たぶんこれが一番AIっぽいと言われる要因だと思います。
以下のような画風はAIっぽいとされています。
最初の頃は所謂マスピ画風がAIっぽいとされていましたが、現在ではこのような画風がAIっぽいと言われます。それはなぜかと言うと、モデルマージが登場した時に「アニメ系モデルとリアル系モデルをマージすると破綻が少なくなる」と言われたことにより、アニメ系のマージモデルを作成する時にはリアル系モデルを入れるというテンプレが出来上がり、その結果、このような画風のモデルが大量に作られた為です。
破綻
これは言わずもがなですね。上記のAIっぽい画風で添付している画像でも左肘が割れています。
よく見るようなのでは腕が増えたり、拡大すると線が歪んでいたり、不自然な線が入ってたり、意味もなく線が曲がっていたりします。
あとは髪の毛が服など他の部位と融合していることもありますね。
画風を変えてみる
この記事では、AIっぽさは画風という前提で進めていきます。
まずはモデルそのまま生成された画像を見てみましょう。
先ほども挙げた画像です。よく見るAIイラストですね。
次は描き込み量を増やすLoRAを使用して生成してみます。
うーん、やはり描き込み量を増やしてもAIっぽさは消えないですね。
AI検知ツールのHIVEに通してみても、stable diffusion率が100%でした。さすがHIVEですね。
それでは次は、描き込み量を減らすLoRAを適用して生成します。
うーん、それでもやはりAIっぽさはありますね。
HIVEもAIだと言っています。
それでは、このAIイラストからAIっぽさなくしていきたいと思います。
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AIっぽさを無くす試み
AIっぽさを無くす、なんて言ってますがやることはトレスです。
PhotoshopでもGIMPでもクリスタでもなんでも良いので、レイヤー編集を行えるソフトを用意してください。
ソフトを起動したら、生成した元イラストを読み込み、レイヤーを追加して後はひたすらトレスを行います。
そうして出来上がったイラストがこちらになります。色は元イラストからスポイトで抽出しました。
雑にマウスだけでトレスしましたが、うーん・・・。私はAIイラストをトレスしたのを知っているので、どうしてもAIっぽいと思ってしまいますが、どうでしょうかね。
とりあえずHIVEに聞いてみましょう。
手描き率100%でした。HIVEさん程の人が言うならそうなんでしょうね。
まぁ手でトレスしてる訳なので、手描きと言っても過言ではありませんね。やってることは3Dモデルやクリスタの3Dデッサン人形のトレスと変わりありませんし。
やはりAIっぽさは塗りなのか
色はベタ塗りにしましたが、やはりAIっぽさは塗りの影響が大きいのかもしれません。ただし、今回は線の大きさも変えず、服の皺や影なども描かなかったので、その影響も多少はあるのかもしれません。
よりAIっぽさを消すには
マウスで雑にトレスしただけでも効果があることが分かりました。
ですがそれはHIVEのAI検知での話。マウスでトレスしているので線がカクカクしており、違和感は残っています。
やはり手描きに近づけるというならペンタブは必要なのかもしれません。
そこでおすすめのペンタブを紹介したいと思います。
おすすめのペンタブ
まず、ペンタブには板タブと液タブの2種類があります。
違いを大雑把に言うと、ペンタブに液晶が付いているかどうか、です。
液タブなんて言いますが、要はペンタブ機能を持ったモニターです。ペンタブとして使わない時はサブモニターとしても使えます。
じゃあ板タブと液タブ、どちらが良いのか。
そんなことを聞かれても私は絵描きじゃないので知りません。
ですが、すごい便利なペンタブを見つけたのでご紹介したいと思います。
なんとこのペンタブ、液タブモードと板タブモードを切り替えられるようなのです。
お値段もお手頃なので、本格的なペンタブに手を出す前に、このArtist 12セカンドで板タブと液タブ、どちらに向いているのかを確認しても良いかもしれません。
また、Artist セカンドシリーズには、Artist 13セカンドやArtist 16セカンドというように何種類か出ていますが、基本的にサイズが違うだけです。
使用しているデスク環境と相談してどのサイズの物を購入するのか決めましょう。
より一層AIっぽさをなくす為には
AIっぽさは恐らく塗りから来ていると思われるので、塗りも手描きと同じ手法を使えば、よりAIっぽさが消えると考えます。
なので、以下のような塗りに特化した参考書を読むことで、より一層AIっぽさを無くせるかもしれません。
もっとAIっぽさを消そうと思えば、以下のようなキャライラストの解説本なども読んでみると良いかもしれません。
最後に
早く平和に創作活動が出来るようになってほしいですね。
それでは!
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